2016年8月4日木曜日

8月(アサガオの季節)/バス遠足(東海大学海洋博物館と恐竜館)/花火教室/看護学生との交流

さくらんぼ園園長 和田晴世

例年なら、汗びっしょりかいている毎日ですが、梅雨に戻ったり、初秋のような涼しさ?を感じ、雨も雷もありませんね。そして、いつもの夏より、蝉の声も静かな感じがしませんか?
宮沢賢治の「寒さの夏は、おろおろ歩き・・・」を思い出し、稲の生長が心配になりました。
しかし、植物は正直に季節を感じ、「アサガオが咲いた!!」 と喜ぶ子供達の声が、毎日聞かれるようになりました。
うさぎさんが栽培している植物の中の一つ・・綺麗なアサガオが咲きだしました。
写真で楽しんでください。

☆バス遠足(東海大学海洋博物館と恐竜館へうさぎ組(3・4・5歳児)

7月21日に、うさぎ組(3・4・5歳児)は、28人乗りマイクロバスで、静岡清水三保の東海大学海洋博物館と恐竜館にバス遠足です。
今年の夏は、うさぎ組は園外の体験学習を多く含めた、カリキュラムをたてました。
その一つ・・・今日は、水族館と恐竜を楽しみます。
初めに、丸型水槽の大きなうつぼにびっくりしたのが始まりで、その後は、海洋博物館の大型水槽に歓声があがり、その中に泳ぐ大型のサメやマンタ、こぶ鯛etcにびっくりです。
リュウキュウノツカイの剥製にも驚きましたね。
その後は、観るものすべてに感動の声が聞かれます。
「ゆっくり、しっかり見てね」の保育士の声は半分しか聞いていませんでしたが、ふわふわゆれている水くらげの水槽に顔をくっつける様に、静かに見つめる子供が5~6人いたのが、なぜかとても印象的でした。
また、子供の反応が面白かったのは、みず蛸の水槽でした。右上に張り付いている大型のみず蛸が保育士にはわかるのですが、子供達は吸盤のおおきな事にのみ関心が行き、びっくりしているようでした。全体に得体の知れない生物にみえたのかな?
次に、「園長先生!ニモとドリーがいるよー。」と子供達が歓声をあげた場所には、沢山のカクレクマノミとナンヨウハギの水槽が現れました。そのカクレクマノミの数にも驚きですが、種類の多さにも驚きです。
その後、奥の階段を登ると生育場があり、海洋博物館で繁殖しているカクレクマノミの成長が見られます。そこで、子供達は、ニモの正式な名前も知ることができ、とても面白がっていました。映画「ニモとドリー」の生態を身近で観察することができて、一層親しみが増したようでした。



そして、「先生!レタスも食べるんだって?」と子供の声。
水族館で魚達に与えている餌の展示を見て、レタスがあるのに、子供だけでなく大人もビックリ。
その後は館内をめぐり、ロボットの魚がいっぱいいる場所に到着すると、係のお姉さんが水の中で動くロボットを動かして、ひとつひとつ紹介してくれました。
みんな興味深げに見ていましたね。

昼食後は、恐竜館見学・・・東京八王子の小学生(一泊二日)と一緒になりましたが、さくらんぼ園の子供達も探究心(?)旺盛。アンモナイトの化石・人間の頭蓋骨見本・プロントザウルスやマンモスなどの骨格見本が沢山展示され、その余りの大きさに、驚きを隠しきれない様子でした。
そして、6メートルの鯨の骨見本も、鯨全体の大きさに驚き、1つ1つの骨の太さにもびっくりしていました。
普段の3・4・5歳児では考えられない程に、みんな一生懸命に見学していました。興味を持った子供が多かった様です。
遊園地も楽しいですが、博物館も楽しいですよ。是非親子で行ってみることをお勧めします。


☆花火教室 7月22日(金) 

消防署の男性消防士が3人と女性救命士さんが1人来園して、隣地の空き地で、初めての花火教室を開いてくださいました。
初めに、うさぎ組だけで話を聞いて、正しい花火のやり方や注意する事を学び、そして、花火を実際に2回ずつやらせていただきました。
途中から、あひる組(2歳児)りす組(1歳児)ひよこ組(0歳児)も参加しました。
最後には、消防自動車の前で記念写真。
子供達の憧れの職業の一つの消防士さんと消防車を見られて、昼食時もお互いに感想を口々に言いあってました。
当日の様子は写真で見てください。

☆看護学生との交流

看護学生(2年生)が、21人ずつ、7月25日と26日の2日間(10:30~12:30分)見学実習に来ました。
実習目的は、 健康な小児を知ることで、小児看護の対象理解への手がかりとすること。
子供たちは、年齢別に少人数に分かれました。うさぎ組の4・5歳児は、カバさんプールに出かけたので、6人の学生がカバさんプールに引率に行きました。
ひよこ組(0歳児)は、当日、休みがいて、7ヶ月のちえみちゃん1人でしたが
看護学生は、モロー反応を試したり、おんぶしてみたりと人形では感じられない体温を背中に感じ、おんぶも積極的に試みていました。
そして、初めて食事介助しながら、給食を一緒に食べました。感想は「おいしかった。楽しかった。」でした。


看護学校設立当初は、保育園実習は一週間ありました。その後の病棟実習の前の癒しの期間のように、看護学生は感じていたのでしょうか?
当時の特徴のあった看護学生は今でも目に浮かびます。昔のことですが、市立第二保育園時代に実習に来た3人の女子は忘れられません。思い返すと、笑えて来る楽しい思い出ですが・・・
一人は仙台に帰り、静岡清水区のK子さんは、素敵なママになり、私がさくらんぼ園に来たと知り、家族で会いに来てくれました。その時点では、子育てをしていましたが、2年前から看護職に復帰しました。・・・今でも、年賀状をくれるので、近状がわかり嬉しいですね。
残念だったのは、やはり、20年位まえの看護学生3年生の最後の病院での実習が終わり、あと何ヶ月すれば国家試験を受け正式に、看護師として働けたのに挫折した四国出身のOさん。
実習何ヶ月後に市内のコンビにで偶然あって、その事を知り本当に驚きました。その後、四国に帰るときに連絡をくれたことを時々思い出します。
今は、どうしているのかな?
看護学生が全員、正式に看護職につき、市民病院で働いてくれることを願っています。
総合病院は、各科の連携が取れていることが、患者にとっての安心・信頼です。
先日、自分が受診の時に、側にいた2人の患者さんがこんな話をしていました。「俺は、既往症で前から市民病院に罹っていたが、今度、他の科で腹部の手術をするにあたって、以前に心筋梗塞をやっているので、不整脈があり、手術の時にとても心配だ。しかし、市民病院なら前からお世話になっている先生がいるから、何かあってもきっと処置してくれる。」患者としての、素直な気持ちは共通していると感じました。実は、個人的に同じような気持ちになったことがあったのです。正直に、その不安の気持ちを主治医にお話をすると、手術の前に、循環器の処置をしてくださり、その不安は、安心に変わり、信頼にも変わりました。連携という言葉がこんなに大きく心に残った経験は初めてでした。
さくらんぼ園は支援保育園として、お互いの連携を大切に、子供の目線を大切に保育するように、こころがけています。

子供からのクイズです、わかるかな~?

Q1.パンはパンでも、食べれないパンはなあに?

Q2.飲むとおこられる飲み物はなあに?